【FAカップ4回戦展望】リーグ首位のアーセナルとマンチェスターCが激突、三笘薫所属のブライトンは前回王者リヴァプールと対戦

世界最古のカップ戦として知られるFAカップは、1月27日から30日にかけ4回戦を迎える。

 

中でも現在プレミアリーグ首位で、日本代表・冨安健洋擁するアーセナルと2位マンチェスター・シティの一戦は、今ラウンド最大の注目カードと言える。

 

また、前回大会優勝のリヴァプールは、三笘薫所属のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンと対戦。ここではこの2試合を中心に、FAカップ4回戦を展望する。

マンチェスター・シティ×アーセナル

 

4回戦で対戦するにはもったいないほどの好カード。現在リーグ戦首位を走るアーセナルと、2位のマンチェスター・シティが激突する。

 

まずホームとなるシティ。1月8日に行われた3回戦ではチェルシーを撃破しており、2試合連続で強豪チームとのゲームとなる。

 

2試合連続で強豪チームとの対戦となり、組み合わせに恵まれなかった印象もあるが、3回戦では4-0で大勝。過密日程を考慮し、同試合ではエースのアーリング・ハーランドやケビン・デブライネらを温存しながらも、チェルシー相手に強さを見せつけた。

 

シティはリーグ戦での逆転に向けても、ここでアーセナルに土を付けたいところだ。

 

プレミアリーグではアーセナルより消化試合が1試合多いものの、勝点5の差を付けられ現在2位。だがアーセナルとの第12節が未消化となっているため、直接対決が2試合残っている。逆転での3連覇は十分可能だ。ここでライバルを倒し、相手に嫌な印象を付けた上で、リーグ戦での直接対決に臨みたいだろう。

 

カップ戦ではターンオーバーも考えられるが、年末年始に過密だった日程も落ち着いてきている。FAカップ4回戦が終われば、2月5日のリーグ戦第22節トッテナム・ホットスパー戦まで1週間以上試合間隔が空く。

 

エースのハーランドは、直近のリーグ戦でハットトリックの大暴れ。リーグ戦の25得点はダントツのトップであり、好調をキープしている。また、デ・ブライネやベルナルド・シウバらを擁する中盤のクオリティは、引き続き高いレベルを保つ。

 

2018-19シーズン以来となるFAカップ優勝も意識したい。チェルシー、アーセナルといったタイトルを争うであろう強豪を続けて撃破できれば、4シーズンぶりの戴冠も視界に入ってくる。

 

対するアーセナルは、今シーズン抜群の安定感を見せている。

 

リーグ戦では19試合消化し、16勝2分1敗。勝点50は、無敗優勝を果たした2003-04シーズンの“インビンシブルズ”よりもハイペースの数字だ。その時以来、19シーズンぶりとなるリーグ優勝に向けて邁進するアーセナル。直接のライバルであるシティをFAカップで叩き、独走態勢への足掛かりとできるだろうか。

 

好調の要因は攻守のバランスの良さにある。得点数と失点数はともにリーグ2位の成績となっている。

 

攻撃の中心は、キャプテンで司令塔のマルティン・ウーデゴール。キャプテンを務める同選手は今季公式戦24試合に出場している。得点にかかわるプレーでチームに貢献し、8ゴール6アシスト。チームの中核として活躍する。

 

ウーデゴールがチームトップのリーグ戦8得点だが、レアンドロ・トロサールが7得点、ブカヨ・サカとガブリエル・マルティネリが6得点。シティのハーランドのような得点を量産している選手はいないものの、多くの選手が得点に絡み好循環を生んでいる。ガブリエル・ジェズスの負傷離脱による不安を感じさせない。

 

日本代表DF冨安健洋は、今季リーグ戦での先発は4試合にとどまるが、途中出場で存在感を示している。22日のリーグ戦第21節のマンチェスター・ユナイテッドではハーフタイムから出場。右サイドバックでプレーすると、3‐2での勝利に貢献した。FAカップ4回戦では、コンディション次第で先発起用も考えられる。シティ相手に好パフォーマンスを披露し、序列の上昇なるか。

 

ブライトン×リヴァプール

 

日本代表MF三笘薫を擁するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンと、前回大会優勝のリヴァプールが対戦する。

 

ブライトンは現在リーグ戦で6位につけており、前評判を上回る成績。UEFAヨーロッパリーグ出場圏内も視界に捉えている。また今季のリーグ戦で、リヴァプールには1勝1分。14日に行われた第20節では3-0の快勝を収めており、良い感触を持ってFAカップに臨めそうだ。

 

注目の三笘は、直近のリーグ戦第21節レスター・シティ戦で先制ゴールをマーク。左サイドでボールを受けると、得意のカットインからネットを揺らすスーパーゴールで会場を湧かせた。

 

チーム内での存在感も日に日に増している。シーズン序盤は途中出場が続いたものの、10月29日の第14節でリーグ戦初先発。続く第15節ウォルヴァーハンプトン戦では、初ゴールをマークした。

 

カタールワールドカップ明け初戦の第17節サウサンプトン戦からはリーグ戦5試合連続先発出場中で、その間3ゴールをマーク。攻撃の中心選手として活躍中だ。

 

一方、FAカップ連覇を狙うリヴァプールは、現在リーグ戦9位と苦しんでいる。3シーズンぶりの優勝は絶望的で、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内となる4位までは10ポイント。後半戦での大幅な巻き返しが必要な状況だ。

 

今シーズン残るタイトルは、チャンピオンズリーグとFAカップ。リーグ戦では中位に沈むが、カップ戦では気持ちを切り替えて優勝を目指したい。

 

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