カタールワールドカップ2022に出場するベストプレーヤー:メッシ、ロナウドに続いてリストに掲載される選手は?

ワールドカップは、地球上で最高のサッカー選手が集まるショーケースであるが、2022年のカタールは、今回が最後の出場となる象徴的なスター選手と、エキサイティングな新世代の才能の台頭が入り混じる大会になる。

 

マンチェスター・ユナイテッドに所属するクリスティアーノ・ロナウドが2026年の次回大会を41歳で迎えると考えれば、リオネル・メッシとともに今回が最後のワールドカップになる可能性が高い。

 

初のワールドカップ優勝を目指すメッシとロナウドに加え、ディフェンディングチャンピオンのフランスは、パリ・サンジェルマンのスーパースター、キリアン・ムバッペが再びチームを引っ張る。

 

さらにケビン・デ・ブライネ、ネイマール、ヴィニシウスJr.、ルカ・モドリッチ、ハリー・ケイン、ペドリ、フィルジル・ファン・ダイクなども出場するなど、カタールでの大会は素晴らしく、魅力的なものになるだろう。

 

ワールドカップ2022で注目されるスター選手は?

 

これまでのワールドカップは、確固たる立ち位置を築いてきた象徴的な選手が輝き、新たなスターが活躍する舞台を提供してきたが、2022年も同様の大会になるだろう。

 

キリアン・ムバッペ(フランス)

ムバッペは、2018年の大会で素晴らしい活躍を見せ、ディディエ・デシャン監督が率いるフランス代表の優勝に貢献。PSGのスターは、ここ2シーズンで成長し、さらに上のレベルに到達した。きっと、ディフェンディング王者フランスの中でも傑出したパフォーマーの一人となるはずだ。

 

リオネル・メッシ(アルゼンチン)

ここ数年、メッシの力が衰えていると言われているものの、変化し続ける彼は、以前より深いポジションで起用されているPSGでその才能を発揮している。個人としてもチームとしても輝かしい実績を残してきたメッシが、ついにワールドカップのタイトルを手にするかに注目が集まる。

 

ケビン・デ・ブライネ(ベルギー)

カタールでのデ・ブライネには、スター選手を擁しながらも過去の大会で力を発揮できなかったベルギーに対する、“あと一歩のチーム”という評価を覆す使命が課せられている。しかし、マンチェスター・シティーに所属する彼は、世界No.1のMFであることを証明するつもりでいる。

 

クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)

マンチェスター・ユナイテッドで苦難の時を過ごしたとはいえ、史上最多に並ぶ5度目の決勝トーナメントに挑むロナウドには、カタールでも大きな期待が寄せられている。ポルトガルは、プレーオフを勝ち上がる、という難関を乗り越えてきた。最終的に北マケドニアを下して本大会出場を決めた2016年の欧州王者は、中心選手として攻撃をリードするロナウドに再びチームを託す。

 

ヴィニシウスJr.(ブラジル)

この2年間、レアル・マドリーとブラジル代表の両チームでキープレーヤーとしての地位を確立するという重圧があったにもかかわらず、ヴィニシウスJr.は見事にこの試練に立ち向かった。カリム・ベンゼマとのコンビはスペインサッカー界で最強のコンビであり、そのワールドクラスの潜在能力には、2022 カタール大会のスター選手の一人となれる可能性が秘められている。

 

久保建英(日本)

弱冠21歳の久保建英は、バルセロナ、そしてレアル・マドリーでの活躍が認められ、ラ・リーガで“ワンダーキッド”の愛称をつけられるなど、すでに高い知名度を誇っている。日本代表のMFは、今年の夏の移籍市場でレアル・ソシエダに移籍(レアル・マドリーは彼の保有権を50%有しており、2025年まで呼び戻すことができる)。アジアの選手に備わっていると考えられている潜在能力を一貫して証明し続けている。彼はサムライブルーの中心的存在となる可能性が高く、今大会で飛躍的な成長を遂げるかもしれない。

 

フィルジル・ファン・ダイク(オランダ)

リヴァプールの守備の要として安定した役割を果たしながら、ファン・ダイクはワールドカップに出場したことがない。オランダは近年、守備と中盤が強化されており、プレミアリーグでのライバルであるデ・ブライネと同様に、ファン・ダイクは自身のポジションでのベストプレーヤーの一人として、その地位を確固たるものにすることを目指す。

 

ネイマール(ブラジル)

移り気なブラジリアンは、大舞台で母国の期待を一身に背負う。ネイマールがシャツを着るたびに国民は期待し、彼は2002年以来の世界タイトルをセレソンにもたらすため、全力を尽くすだろう。近年、ネイマールはPSGで期待された結果を残せず、怪我にも泣かされたが、今も変わらず、2021年のコパ・アメリカ準優勝チームの攻撃の中心選手だ。

 

ペドリ(スペイン)

ラ・ロハのスター選手ペドリは、セルヒオ・ブスケツ、アンドレス・イニエスタ、チャビを輩出してきたスペイン代表の最新のミッドフィルダーであるカンプノウでは、ペドリがいつかバルセロナの先輩たちを超えることができると言われており、Euro 2020での素晴らしい躍進を足がかりに、さらなる飛躍を遂げようとしている。

 

カリム・ベンゼマ(フランス)

Euro 2020において、デシャン監督はベンゼマを呼び戻すことを決めたが、フランス国内では様々な反応があった。そして、レ・ブルーはラウンド16で敗退した。しかし、ベテランフォワードは2021-22シーズン、チャンピオンズリーグを始めとするビッグゲームでその才能を再認識させ、地球上で最も恐ろしいフィニッシャーの一人であることに変わりはない。

 

ルカ・モドリッチ(クロアチア)

モドリッチはロナウド、メッシ、ベンゼマに続いてワールドカップ後に代表キャリアを終えることになりそうだが、37歳のMFはカタールでクロアチアを成功に導く決意に満ちている。ベテランながら、依然として対戦相手にとって厄介な存在だ。

 

アルフォンソ・デイヴィス(カナダ)

カナダは1986年のメキシコ大会以来のワールドカップ出場を決めたが、予選の終盤に絶対的な存在を欠いた。新型コロナウイルスに感染し、心臓の炎症である心筋炎を発症したデイヴィスは、試合を欠場。バイエルン・ミュンヘンに所属するデイヴィスは、カナダがカタールへの出場を決めた際、ソーシャルメディア上で感極まり、今大会が彼にとっていかに重要だったかを示した。世界最大の舞台で輝きたくて仕方がないはずだ。

 

クリスチャン・プリシッチ(アメリカ)

アメリカ代表がトーナメントを勝ち進むためには、要であるプリシッチが必要だ。予選で大活躍だったチェルシーのプレーメーカーは、グレッグ・バーハルター監督が率いる才能溢れるチームの一員として、クラブレベルで得たビッグゲームの経験を、世界の舞台で発揮することを望んでいる。

 

ソン・フンミン(韓国)

トッテナムでのキャリアにおいて、ソン・フンミンはプレミアリーグで最も華麗なシュートを決めるなど、その実力を幾度となく証明してきた。国際的なレベルでも非常な面は変わらない。代表で30ゴール以上を挙げており、中東で活躍が期待されるストライカーの一人である。

 

ハリー・ケイン(イングランド)

イングランド代表のキャプテンであるケインは、ガレス・サウスゲート監督率いるチームにとって、Euro2020の決勝でイタリアに敗れた雪辱を果たすためのキーマンになる。ケインは2021-22シーズンのプレミアリーグ後半から調子を取り戻し、新シーズン開幕後も、再び大舞台で活躍できることを示唆するプレーを続けている。

 

カタールワールドカップ 2022開催時期は?

ワールドカップは11月20日からグループステージが開幕し、ホスト国のカタールはアルベイトスタジアムでグループAのエクアドル戦で大会の幕を開ける。

 

初めて北半球の冬に開催される今回のワールドカップ決勝は、12月18日にルセールスタジアムで行われる。

 

ワールドカップ日程

  • 11月20日:開会式、グループA開幕戦(カタールvsエクアドル)
  • 12月2日:グループリーグ最終戦
  • 12月3日〜6日:ラウンド16
  • 12月9日~10日:準々決勝
  • 12月13日~14日:準決勝
  • 12月17日:3位決定戦
  • 12月18日:決勝戦

 

カタール 2022ワールドカップに出場しないベストプレーヤーは?

メッシ、ネイマール、ケインらが中東行きの飛行機に乗る一方で、スター選手の中には自宅観戦を受け入れなければならない者もいる。

 

UEFA予選でイタリアが北マケドニアに敗れた波乱により、ジョルジーニョ、マルコ・ヴェッラッティらEuro2020を制した選手たちをカタールで見られない。

 

エジプト代表のモハメド・サラーは、2022年のAFCON決勝の再現となるアフリカ地域予選でセネガルに敗れたため、リヴァプールとエースも今大会不参加となった。

 

アーリング・ハーランド(ノルウェー)、ピエール・エメリク・オーバメヤン(ガボン)、ナビー・ケイタ(ギニア)、エディン・ジェコ(ボスニア)などは予選で敗退し、彼らも自宅で待機することになった。