サッカー日本代表がカタールW杯後2戦目!因縁のコロンビア代表と激突!!
FIFAワールドカップカタール2022でベスト16入りを果たしたサッカー日本代表・SAMURAI BLUE。ドイツ代表、スペイン代表といった列強をグループステージで破った。
世界を驚かせたカタールW杯から3ヵ月。日本は引き続き森保一監督のもと、次のワールドカップへ新たに歩み出した。3月24日にはウルグアイ代表と2023年初戦を迎え、1‐1のドロー。28日は大阪府大阪市のヨドコウ桜スタジアムでコロンビア代表と対戦する。
因縁のコロンビア…ファルカオ、ハメス・ロドリゲスらが来日
まず、対戦相手のコロンビアを紹介する。カタールW杯は南米予選で敗退。本大会出場は叶わなかった。最新のFIFAランキング(2022年12月22日)は17位。20位の日本とは接近しているものの、ややコロンビアの方が上位だ。
W杯では2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会で日本と対戦した。グループステージ最終戦で相まみえたブラジル大会で、日本は1‐4で黒星。グループステージ敗退に追い込まれた。2大会連続での対戦となったロシア大会では初戦で激突。前半開始早々にコロンビアに退場者が出ると、日本は2‐1で勝利を収めた。日本はこの大会で2大会ぶりとなるW杯決勝トーナメント進出を決めている。
両国にとって因縁と言える相手。直近の対戦は2019年3月のキリンチャレンジカップとなる。この時はコロンビアがラダメル・ファルカオの得点により1-0で勝利した。
日本とは4年ぶりの対戦となるコロンビアだが、W杯の主要メンバーが今回も招集されている。37歳のFWファルカオ、31歳のMFハメス・ロドリゲスは日本のサッカーファンにとっても馴染みのある選手だろう。ベテランと呼ばれる年齢となった彼らは、現在もコロンビアの主力として活躍している。ハメス・ロドリゲスは24日、韓国代表との試合でも先発出場しゴールを決めた。
その他、アイントラハト・フランクフルトで日本の鎌田大地とチームメイトのラファエル・サントス・ボレがメンバー入り。韓国戦で先発出場している。
カタールW杯は本大会出場を逃したコロンビア。2026年のW杯に向け、新たな戦力の台頭が期待され、選手達は今回の日本戦をアピールの場としたいだろう。
コロンビア戦は新戦力を試す場となるか
新生・森保JAPANは、24日にカタールW杯後初の国際試合に臨んだ。このウルグアイ戦では、最終ラインこそ瀬古歩夢(グラスホッパーCZ/スイス)と菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)が先発したが、その他はカタールW杯メンバーがスターティングメンバーに名を連ねた。
2戦目となるコロンビア戦では、ウルグアイ戦で出場機会がなかった選手や出場時間が短かった選手が起用される可能性が高い。中でも西村拓真(横浜F・マリノス)はウルグアイ戦で途中出場で、投入直後にゴールを奪い結果を残した。コロンビア戦では先発に抜擢されるだろうか。
今回が代表初招集となる中村敬斗(LASK/オーストリア)は、カタールW杯で大きな存在感を残した三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)と同じ左サイドが主戦場。三笘からポジションを奪うほどのインパクトを残せるか注目だ。
最終ラインではバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、半田陸(ガンバ大阪)、町田浩樹( ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー)らウルグアイ戦で出場機会がなかった選手たちが虎視眈々とポジションを狙う。今回DFにはW杯メンバーが少なく、新戦力の台頭が期待されるポジション。代表定着へアピールしたい。
W杯組では三笘薫の起用法に注目、久保建英の出場は?
現在プレミアリーグでも注目のタレントとなっている三笘。カタールW杯では途中出場でチャンスを演出し、日本の決勝トーナメント進出に貢献した。森保監督は三笘を試合開始から起用し、より強固な武器としたいだろう。実際に24日のウルグアイ戦では三笘を先発起用。だが三笘は能力を発揮することができずシュート0に終わった。W杯や所属のブライトンでの活躍から相手の対策も厳しくなる中、三笘の能力を活かすことはできるだろうか。ウルグアイ戦で89分まで出場したため、コロンビア戦では出場機会に恵まれるか不透明だが、三笘の起用方法には今後の日本代表において注目点と言えるだろう。
カタールW杯メンバーの鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)、堂安律(SCフライブルク/ドイツ)が先発したウルグアイ戦の前半はやや低調な内容だった。一方で後半途中から出場した西村が結果を出したことで、2列目の争いは激化している。
2列目では久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)も代表入り。入国時の検査で新型コロナウイルスの陰性確認が取れなかったため、ウルグアイ戦を欠場した。コンディション次第ではあるものの、コロンビア戦でのプレーには期待がかかる。
再始動したSAMURAI BLUE。11月にはFIFAワールドカップ2026アジア2次予選が開幕。カタールでも弾き返された「ベスト8の壁」に挑むための戦いは、既に始まっている。