ワールドカップ カタール2022スタジアム:各会場の建設費用、名称、サイズ、収容人数

ワールドカップ史上初めて中東で開催される大会、それがカタール2022だ。

カタールでは今大会に向けた準備を10年前にスタート。新たに7つのスタジアムが建設され、残り1つには改修工事が施された。

最新技術が駆使され、サイズやデザインも異なるこれらのスタジアムを舞台に、ワールドカップ2022の全64試合が行われる。 

各スタジアムの所在地は?

8つのスタジアムはいずれもカタールの中心部に近く、その大半が首都ドーハから25km圏内に位置している。

スタジアム974とアル・トゥママ・スタジアムはドーハにあり、前者は市内中心部から7kmしか離れていない。

8会場で最も遠いアル・ホールのアル・バイト・スタジアムでも、ドーハ中心部からわずか46kmの位置にある。

ワールドカップ2022各スタジアムの所在地:

  • ドーハ:スタジアム974、アル・トゥママ・スタジアム
  • アル・ライヤーン: ハリーファ国際スタジアム、エデュケーション・シティ・スタジアム、アフメド・ビン=アリー・スタジアム
  • ルサイル:ルサイル・スタジアム
  • アル=ワクラ:アル・ジャヌーブ・スタジアム
  • アル・ホール:アル・バイト・スタジアム

各スタジアムの建設費用は?

最新の報告書によると、スタジアム8カ所の総工費は約65億ドル(現在の換算レートで約9600億円)。

カタール当局は総工費を最高100億ドル(同約1兆4800億円)と見積もっていた時期もあったが、最終的には想定より少ない金額で工事を完了させたようだ。

最も費用がかからなかったのはハリーファ国際スタジアムで、2014年に始まった改修工事を経てワールドカップの試合会場に生まれ変わった。

スタジアム 建設費用(米ドル/日本円)*
アル・バイト・スタジアム 8億4700万ドル/約1250億円
ルサイル・スタジアム 7億6700万ドル/約1130億円
アフメド・ビン=アリー・スタジアム 3億6000万ドル/約532億円
アル・ジャヌーブ・スタジアム 5億7200万ドル/約845億円
エデュケーション・シティ・スタジアム 7億ドル/約1030億円
スタジアム974 不明
ハリーファ国際スタジアム 7800万~3億1500万ドル/約115億~465億円
アル・トゥママ・スタジアム 3億4200万ドル/約505億円

*金額は公表に基づく数値

ワールドカップ カタール2022で使用する各スタジアム

アフメド・ビン=アリー・スタジアム

所在地:アル・ライヤーン

開場:2020年12月18日

建設費用:3億6000万ドル(約532億円)

収容人数:4万人

アル・バイト・スタジアム

所在地:アル・ホール

開場:2021年11月30日

建設費用:8億4700万ドル(約1250億円)

収容人数:6万人

アル・ジャヌーブ・スタジアム

所在地:アル=ワクラ

開場:2019年5月16日

建設費用:5億7200万ドル(約845億円)

収容人数:4万人

アル・トゥママ・スタジアム

所在地:アル・トゥママ

開場:2021年10月22日

建設費用:3億4200万ドル(約505億円)

収容人数:4万人

エデュケーション・シティ・スタジアム

所在地:アル・ライヤーン

開場:2020年6月

建設費用:7億ドル(約1030億円)

収容人数:4万人

ハリーファ国際スタジアム

所在地:アル・ライヤーン

再開場:2017年5月

建設費用:7800万~3億1500万ドル(約115億~465億円)

収容人数:4万人

ルサイル・スタジアム

所在地:ルサイルシティ

開場:2022年

建設費用:7億6700万ドル(約1130億円)

収容人数:8万人

スタジアム974

所在地:ラス・アブー・アブード

開場:2021年11月30日

建設費用:不明

収容人数:4万人