川崎フロンターレがドイツの強豪バイエルンと対戦┃クラブ親善試合
2022-23シーズンのブンデスリーガを制したバイエルン・ミュンヘンは、ジャパンツアーを行っている。7月29日には国立競技場でJ1の川崎フロンターレと対戦。ここでは同試合を展望する。
川崎F vs バイエルン
2023明治安田生命J1リーグは、第21節のあと約3週間の中断期間に入った。この中断期間中にJ1リーグのチームは、クラブ親善試合を実施。川崎フロンターレは7月29日、ブンデスリーガチャンピオンのバイエルン・ミュンヘンと対戦する。
直近6シーズンで4度のJ1優勝を果たしている川崎Fは、日本でも有数の強豪チームと言える存在だ。今季は序盤につまずき7位と苦しんでいるが、シーズンが進むにつれて復調。第21節の横浜F・マリノス戦では終了間際の決勝ゴールで勝利するなど、勝負強さも見せている。
Jリーグでは主導権を握るサッカーでタイトルを積み重ねている川崎Fが、世界屈指の強豪バイエルンにどのような試合を展開するのか注目したい。攻撃の中心は全21試合に出場している家長昭博。37歳のベテランは、チームの中では最も経験値が高い。日本代表としては3試合の出場にとどまるが、スペイン1部ラ・リーガのマジョルカでプレー経験があり、ヨーロッパの舞台も知る。
バイエルンは7月にジャパンツアーを行っている。26日にはイングランドのマンチェスター・シティと国立競技場で対戦。世界でも屈指の名門同士の一戦は、新国立競技場のサッカー競技としては最多の6万5049人の観客を集めた。両チームの注目度の高さがうかがえる数字だ。
日本でも高い人気を誇るバイエルンだが、このジャパンツアーに主力選手が多数帯同。ハーフタイムに全11選手を交代させたが、レロイ・サネやセルジュ・ニャブリ、ヨシュア・キミッヒらが先発出場した。川崎F戦でも多くの選手が出場することが予想され、スター選手たちがピッチに立つだろう。
26日の試合では、個の能力、組織力ともに世界トップレベルのマンチェスターC相手に1‐2で敗戦。ボール保持率も39-61と主導権を握られる格好となった。だが川崎F戦でも同様の内容になるとは考えにくく、バイエルンが攻め込む時間帯が増えそうだ。