プレミアリーグ2023-24シーズン開幕|いきなりチェルシーとリヴァプールが対戦…勝敗の行方は?
現地時間8月11日に昨季王者マンチェスター・シティと、昨季EFLチャンピオンシップ(2部相当)優勝で昇格を果たしたバーンリーによる一戦で開幕する、2023/24シーズンのイングランド・プレミアリーグ。世界最高峰の国内リーグ戦だけに、どの試合も熱戦が期待されるが、最大の注目はやはり、スタンフォード・ブリッジ(ロンドン)で行われるチェルシーとリヴァプールの強豪対決だ。
UEFAチャンピオンズリーグを制したこともある両チーム。ブルーズ(チェルシーの愛称)は2016/17シーズン以来、レッズ(リヴァプールの愛称)は2019/20シーズン以来のプレミアリーグ優勝を目指しており、この試合の持つ意味は大きい。なおYuugadoのオッズ(8月8日時点)は、チェルシー勝利が2.87、ドローが3.75、リバプール勝利が2.35となっている。
昨季の反省を生かし、復活を目指すチェルシー
ホームのチェルシーは昨季12位と低迷。今季はアルゼンチン出身のマウリシオ・ポチェッティーノ氏を監督に招き、復活を期す。ポチェッティーノ監督はトッテナム・ホットスパー(イングランド)、パリ・サンジェルマン(フランス)を指揮したことがあるなど、その手腕は確かだ。
加えて今夏は、イングランド代表FWラヒーム・スターリング、アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックス、スペイン代表GKロベルト・サンチェスなど、積極的な補強を敢行。間違いなく優勝を目指せるだけのポテンシャルを秘めているが、それだけのパフォーマンスを開幕戦から示せるか。
最低限の補強にとどまるリヴァプール
リヴァプールにとって昨季の5位という成績は不本意だったはずだ。そのため今夏移籍市場での大型補強もうわさされていたが、主な加入選手はアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン)と、 ハンガリー代表MFソボスライ・ドミニク(RBライプツィヒ/ドイツ)のみ。2015年から指揮を執るユルゲン・クロップ監督は今後の補強を示唆しているものの、開幕戦は昨季のチームをベースに臨むことが確実だ。
対戦相手であるチェルシーのような派手さはないものの、継続したチームで挑めることの安定感は、勝利をつかむ上で大きなアドバンテージとなる。チームカラーだけでなく、今夏移籍市場の動きも対照的となった両チーム。その勝敗の行方は?