【FIBAバスケットボールW杯展望】優勝予想は断トツで米国…2番手はフランス

8月25日から9月10日にかけ、日本(沖縄)・フィリピン・インドネシアの3カ国で開催されるFIBAバスケットボールワールドカップ2023。ここでは遊雅堂のオッズを参考に大会展望、主に優勝予想を行う。8月23日時点の優勝予想オッズは以下の通り。

FIBAバスケットボールW杯優勝オッズ(遊雅堂8月23日時点)

  • アメリカ合衆国 1.80
  • フランス 9.00
  • オーストラリア 10.00
  • カナダ 10.00
  • スペイン 13.00
  • セルビア 13.00
  • スロベニア 19.00
  • ドイツ 26.00
  • ギリシャ 31.00
  • リトアニア 34.00
  • イタリア 51.00
  • ドミニカ共和国 81.00
  • ブラジル 81.00
  • フィンランド 151.00
  • モンテネグロ 151.00
  • ジョージア 201.00
  • ラトビア 201.00
  • ニュージーランド 251.00
  • プエルトリコ 251.00
  • ベネズエラ 251.00
  • 日本 251.00
  • フィリピン 301.00
  • メキシコ 301.00
  • イラン 501.00
  • コートジボワール 501.00
  • 中華人民共和国 501.00
  • 南スーダン 501.00
  • アンゴラ 1001.00
  • エジプト 1001.00
  • カーボベルデ 1001.00
  • ヨルダン 1001.00
  • レバノン 1001.00

優勝は米国で間違いない?

オッズからは「優勝は米国」としか読み取れないが、それも当然と言える。バスケットボールの世界最高峰は間違いなく米国で開催されているNBAであり、NBA所属選手の多くは米国出身である。であれば、米国が一番強い、W杯で優勝できるはずとなる。実際、直近の国際大会である2021年に行われたTokyo2020で金メダルを獲得したのも米国だった。

 

今回の米国代表はスーパースター不在。レブロン・ジェームズやステフィン・カリーはいないものの、昨季NBAで活躍した選手を中心に若手が主体となっている。個性の強いスーパースターの不在は、むしろ追い風。直前の強化試合でもスロベニア代表やスペイン代表に勝利を収めており、この高評価は妥当と言える。

米国を倒す可能性があるのは?

米国に死角なし。これは間違いないが、それでも米国のFIBA世界ランキングは2位。同1位は、米国がベスト4にも残れなかった前回W杯で優勝したスペインとなっている。ただし、前回MVPのリッキー・ルビオは欠場。直前の強化試合で米国に敗れていることも、マイナス評価の一因だ。

 

そこで優勝候補の2番手に浮上するのが前回ベスト4、Tokyo2020銀メダルのフランス代表(同5位)だ。フランスはW杯直前の強化試合で日本代表と対戦。日本のメディアは「富永啓生が20得点」「強豪相手に善戦」と伝えているが、その差は歴然だった。1次ラウンドでカナダ代表(同15位)と同組。2次ラウンドでスペインと同組になる可能性があることがマイナス要因だ。

 

逆に2次ラウンドまでは楽できそうなチームには、米国のほか、オーストラリア代表(同3位)やセルビア代表(同6位)が挙げられる。