浦和が優勝争い生き残りを懸け3位名古屋と上位対決!横浜FMはFC東京と激突|J1第24節

8月18日から20日に第24節を迎える2023明治安田生命J1リーグは、首位のヴィッセル神戸と2位横浜F・マリノスが勝点47。この2チームを名古屋グランパスが2ポイント差で追っている。4位の浦和レッズは名古屋から7ポイント差。優勝争い生き残りへ、第24節に行われる名古屋との直接対決は「真夏の正念場」と言える一戦だ。

 

ここではJ1第24節を展望する。

 

浦和 vs 名古屋

 

4位の浦和が、3位の名古屋をホームに迎える。フライデーナイトに行われる上位対決だ。

 

ホームの浦和は、前節のサンフレッチェ広島戦で先制しながらも逆転負けを喫した。今季はリーグ最少タイの失点数を誇り、堅守を武器にしているだけに痛恨の黒星。いずれも勝利した上位3チームに、勝点差を広げられた。ここで連敗となると、名古屋とは10ポイント差に開く。残り10試合でこの差は決定的とも考えられ、優勝のために今節の「6ポインター」は是が非でも勝たなくてはならない。

 

対する名古屋も上位2チームにプレッシャーをかけるためにも、今節で勝点3を積み上げたい。名古屋も堅守を武器としており、今季の失点数は浦和と神戸の「19」に次ぐ「20」だ。リーグ中断明けの2試合は1-0の「ウノゼロ」で連勝。特に前節は5位の鹿島アントラーズとの上位対決を制した。守備陣の堅さが結果に結びついており、リーグ戦3連勝を目指すチームの状態は良好だ。

 

この試合の前評判は、ホームの浦和がやや優位。遊雅堂が発表しているオッズは浦和勝利が2.30倍に対し、名古屋勝利が3.25倍、引き分けが3.10倍となっている。

 

両チームの通算対戦成績は、浦和の29勝10分36敗。4月9日の第7節では堅守のチームによる対決らしく、0‐0のスコアレスドローに終わっている。熱狂的なホームのサポーターを味方につけた浦和が、オッズ通りに勝利を収めるか。それとも名古屋が突き放すのか。それとも今回も両者譲らず引き分けに終わるのか。上位で迎えるオリジナル10対決に注目だ。

 

横浜FM×FC東京

 

連覇を目指す横浜FMは今季も優勝争いを席巻している。得失点差で2位だが、勝点では首位神戸と並ぶ。特徴は強力攻撃陣。昨季に続きリーグ最多となる46得点をここまで奪っている。ガンバ大阪と対戦した前節では先制したのちに同点を許したが、後半にアンデルソン・ロペスのゴールで勝ち切った。連勝でタイトルへ近づきたい一戦だ。

 

対戦相手のFC東京は10位と今季やや苦しんでいるが、横浜FMにとって一筋縄でいきそうにない。リーグ戦再開後FC東京は2連勝を飾っており、2試合ともクリーンシート。星も9勝5分9敗の五分に戻した。ディフェンディングチャンピオンを破り、白星先行へ意欲は十分だ。

 

横浜FMはこのカード通算24勝11分20敗で、6戦負けなし(5勝1分け)。6月3日の第16節は点の取り合いの末、89分の決勝ゴールで横浜FMが3-2で勝利している。このカードは得点が多く生まれており、直近5試合はいずれも3得点以上。2021シーズンには、横浜FMがホームで8-0の大勝を収めた。今回も大量得点が生まれる可能性が高そうだ。