J1リーグ終盤戦へ…トップハーフを窺う札幌とG大阪が激突|J1第26節

 

2023明治安田生命J1リーグは、9月2日から3日かけて第26節を実施する。9月に差し掛かり、残り試合は10試合を切った。シーズン終盤に入り、優勝争いや残留争いが佳境を迎えている。

 

ここではJ1第26節を展望する。

札幌 vs G大阪

 

13位の北海道コンサドーレ札幌と11位のガンバ大阪が激突する。トップハーフを狙う中位同士の対戦だ。

 

札幌は現在勝点「29」。13位につけるものの、リーグ再開後は勝星がなく、最後の勝利は6月3日第16節の柏レイソル戦までさかのぼる。守備面の不安が今季の戦いに影を落としており、失点数はリーグ最多タイの「49」。リーグ戦におけるクリーンシートも第1節と4節の2試合しかなく、以降は毎試合失点を喫している。守備の整備が順位上昇には必須となるだろう。

 

対するG大阪は、現在勝点「33」で3位につける。序盤は苦しんだものの、札幌とは対照的にシーズン中盤から持ち直している。第15節以降は8勝2分1敗。勝点を伸ばしトップハーフを窺う順位まで上がってきた。

 

札幌はリーグ最多タイ、G大阪は4番目に多い失点数だが、一方でともに攻撃面を武器にしているチームでもある。札幌の得点数はリーグ3位、G大阪は4位タイだ。このデータから、試合は撃ち合いになることが予想される。実際に第5節での対戦では、両チームが点を奪い合い2-2のドロー。今回もオープンな展開となるだろうか。通算対戦成績では札幌が9勝7分16敗とやや分が悪いが、ここ4試合は負けなしだ。

 

試合の下馬評を確認しよう。遊雅堂の勝敗予想のオッズでは札幌勝利が2.00倍、G大阪勝利が3.30倍、ドローが3.90倍。得点を上げるチームでは、「両チームが得点」が1.44倍とかなり低いオッズとなり、点の取り合いが予想されている。

 

FC東京×福岡

 

FC東京とアビスパ福岡の一戦も、10位と8位による中位対決。上位進出に向け、負けられない一戦だ。

 

FC東京にとってアビスパ福岡は相性が悪いチームの1つで、通算の対戦成績は4勝6分9敗。さらに2016シーズン以降、7試合連続で福岡から白星を挙げることができていない(0勝2分5敗)。5月3日の第11節でも福岡が1-0で勝利を収めている。

 

一方で遊雅堂の勝敗オッズはFC東京が2.05倍と優位となっている。福岡は3.60倍、ドローは3.30倍だ。「両チームに得点するか」では、するが2.00倍、しないが1.70倍。ややしないが優勢だ。