中谷潤人がWBO王座防衛へ…メキシコのアルジ・コルテスと激突
9月18日(月・祝)、有明アリーナ(東京都江東区)で「Prime Video Presents Live Boxing 5」が開催される。
第1試合
- アンソニー・オラスクアガ(アメリカ合衆国)vs.ジーメル・マグラモ(フィリピン)
第2試合 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
- 中谷潤人(MT)vs.アルジ・コルテス(メキシコ)
第3試合
- 那須川天心(帝拳)vs.ルイス・グスマン(メキシコ)
第4試合 WBC・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
- 寺地拳四朗(BMB)vs.ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)
イベントは18時からAmazonプライムでライブ配信予定。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ「中谷潤人 vs.アルジ・コルテス」を展望する。
中谷潤人が王座防衛へ
1998年1月2日生まれの中谷潤人は、今回がプロボクシング26戦目 。これまで25戦25勝(19KO)で、無敗の成績を残している。
2015年にプロデビューした中谷は、2016年12月にフライ級全日本新人王決定線を制した。2019年2月に望月直樹との同級日本王座決定戦を制し、日本王座を獲得。2020年11月にはジーメル・マグラモ(フィリピン)とのWBO(世界ボクシング機構)世界フライ級王座決定戦を実施。8回KO勝ちで世界王者に輝いている。以後2度の防衛を経て、2022年10月にスーパーフライ級へ転向。2023年5月20日にアンドリュー・モロニーとのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦を行い、12ラウンドKO勝ちで二階級制覇を達成した。
今回はそれ以来の一戦。挑戦者のアルジ・コルテスを破り、王座防衛を目指す。
下馬評は中谷潤人が有利
中谷にとっては王座防衛がかかる一戦の下馬評を確認しよう。遊雅堂が発表しているオッズでは、中谷の勝利が1.07倍と圧倒的な支持を集めている。コルテスは11.00倍だ。
長いリーチが特徴のサウスポーである中谷は、強烈な左フックやストレートを武器としておりロングレンジのパンチで相手を圧倒する。5月のモロニー戦でも12ラウンドで得意の左フックでKOを奪った。
対するコルテスは、コンビネーション攻撃が持ち味の選手。ハードパンチャーではないものの、粘り強いボクシングをするタイプだ。2022年9月にはWBC(世界ボクシング評議会)世界スーパーフライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と対戦。僅差の判定負けを喫したものの、王者相手にフックで攻め込むなど、多彩なコンビネーション攻撃を繰り出し見せ場十分だった。
WBCとの統一王者を目指す中谷にとって、今回のコルテス戦はエストラーダとの対戦への試金石とも言える。内容も求められるだろう。