WBA・WBC世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗がヘッキー・ブドラーと防衛戦

 

9月18日(月・祝)、有明アリーナ(東京都江東区)で「Prime Video Presents Live Boxing 5」が開催される。

 

第1試合

  • アンソニー・オラスクアガ(アメリカ合衆国)vs.ジーメル・マグラモ(フィリピン)

第2試合 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ

  • 中谷潤人(MT)vs.アルジ・コルテス(メキシコ)

第3試合

  • 那須川天心(帝拳)vs.ルイス・グスマン(メキシコ)

第4試合 WBC・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ

  • 寺地拳四朗(BMB)vs.ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)

 

イベントは18時からAmazonプライムでライブ配信予定。今イベントのメインマッチとも言える、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ「寺地拳四朗 vs.ヘッキー・ブドラー」を展望する。

 

寺地拳四朗が王座統一後2度目の防衛戦

 

1992年1月6日生まれの寺地拳四朗。2014年のプロデビュー以降、これまで22戦21勝(13KO)の成績を残している。

 

寺地は2015年12月に堀川謙一を破り、日本ライトフライ級タイトルを獲得した。2度の日本防衛後、2017年に日本王座を返上。同年5月20日にガニガン・ロペス(メキシコ)WBC(世界ボクシング評議会)世界ライトフライ級タイトルマッチで判定勝ちを収め、プロ10戦目にして初の世界タイトルを獲得した。

 

その後は同級WBC世界王座防衛に8度成功した寺地だが2021年9月22日、矢吹正道に10回TKOで敗れ王座陥落。だが2022年3月19日のリベンジマッチで矢吹を3回KOで破り、王座奪還に成功した。同年11月1日には、同級WBA(世界ボクシング協会)世界王者の京口紘人と対戦。ここを7回TKO勝ちとし、2団体統一王者に輝いた。2023年4月8日にはアンソニー・オラスクアガ(アメリカ合衆国)を破っている。

 

ジャブで試合を支配する「拳四朗スタイル」で8度の王座防衛に成功した寺地だが、矢吹に敗れたあとにスタイルを一変。リベンジマッチでは強烈なプレスで攻め込み、矢吹をリングに沈めた。新たなボクシングを手に入れた寺地が、王座統一後2度目の防衛戦に臨む。

 

ブドラーは王者返り咲きを狙う

 

ヘッキー・ブドラーは1988年5月18日生まれで、通算38戦34勝 (10KO) 4敗。今年35歳を迎えたベテランだ。日本勢との対戦はこれで3度目となり、日本でも馴染みのあるボクサーだ。

 

元WBAスーパー・IBF(国際ボクシング連盟)世界ライトフライ級統一王者であり、今回は王座返り咲きを狙う。2018年5月20日に田口良一とのWBA・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチを制し、統一王者に。だが同年12月31日、京口紘人に敗れ王座陥落を喫している。