三笘薫は2戦連続ゴールなるか、昨季リーグ得点王の古橋亨梧は3戦連発を狙う|ヨーロッパサッカー国内リーグ

ヨーロッパ男子サッカーは、新シーズンが開幕。イングランド1部プレミアリーグ、スコットランド1部スコティッシュ・プレミアシップは、ともに8月25日から27日にかけて第3節を迎える。

 

ここでは日本人所属チームにかかわる3試合を展望する。

 

ブライトン vs ウェストハム

 

まずはプレミアリーグの2試合を展望。日本代表MF三笘薫が所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンは、開幕2連勝と幸先良いスタートを切った。開幕節ではルートンタウン、第2節ではウルヴァーハンプトン・ワンダラーズと対戦し、いずれも4‐1の快勝。攻撃陣の好調ぶりがうかがえる内容だ。

 

そんな好調ブライトンの攻撃陣で左サイドを任され、中心選手に君臨している三笘。開幕戦で先制ゴールをアシストし勝利に貢献すると、第2節には今季初ゴールが飛び出した。得意の仕掛けから相手DF4人を抜き去ったゴールは地元メディアからも高い評価を受け、新シーズンも世界最高峰のプレミアリーグで大きな存在感を見せている。引き続き状態の良さをアピールしており、2試合連続ゴールの期待感は高まっている。

 

ブライトンが第3節で対戦するウェストハム・ユナイテッドは、開幕戦でAFCボーンマスと対戦し引き分けスタート。第2節はチェルシーとの「ロンドンダービー」を3-1で制し、初勝利を挙げている。優勝候補にも挙がる強豪を破り、調子は上向きだろう。どちらが連勝を伸ばすか注目のゲームだ。

 

ここでこの試合の下馬評を確認しよう。遊雅堂が発表しているオッズでは、ブライトン勝利が1.50倍、ウェストハム勝利が6.00倍、引き分けが4.75倍。前評判ではブライトンが優位となっている。また昨シーズンのリーグ戦における対戦成績は、ブライトンが2戦2勝。スコアも4-0と2-0で、ブライトンが完勝と言える内容だった。

 

ニューカッスル vs リヴァプール

 

今シーズンから日本代表MF遠藤航が所属するリヴァプール。ドイツ1部のブンデスリーガでデュエル王として名を上げた遠藤が、世界的ビッグクラブでも重要な役割を任されることになりそうだ。

 

遠藤はチーム合流直後だった第2節(対ボーンマス〇3-1)でプレミアリーグデビュー。途中出場ながらアンカーとして好守のバランスをキープし、数的不利に陥ったチームに落ち着きをもたらした。ボーンマス戦でアンカーとして先発出場したアレクシス・マクアリスターが同試合で退場となったため、次戦は出場停止に。そのためニューカッスル・ユナイテッドとの第3節では、遠藤に出番が回ってくることが考えられる。

 

対するニューカッスルは昨シーズン、リーグ最少タイの33失点と堅守を武器に躍進。5位だったリヴァプールを上回る4位でフィニッシュし、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。今シーズンは第1節でアストン・ヴィラに5‐1の大勝。第2節はディフェンディングチャンピオンのマンチェスター・シティに0-1で敗れたものの、世界屈指の破壊力を誇るシティの攻撃陣を1点に抑えている。リヴァプールにとっては敵地セントジェームズ・パークで行われる一戦だけに、簡単な試合にはならないだろう。

 

この試合の下馬評はホームのニューカッスルがやや優位。遊雅堂ではニューカッスルの勝利オッズが2.20倍、リヴァプール勝利が3.00倍、引き分けが3.90倍だ。昨シーズンの対戦成績を見ると、リヴァプールがシーズンダブルに成功している。結果が読みにくい一戦だが、どちらが今季2勝目を挙げるのか注目だ。また遠藤の先発出場にも期待したい。

 

セルティック vs セント・ジョンストン

 

昨シーズンのスコティッシュ・プレミアシップは、セルティックが圧倒的な強さを見せ優勝。もちろんその中心は、27ゴールでリーグ得点王に輝いた古橋亨梧だ。新シーズンも強さを見せているセルティックは開幕2連勝スタート。開幕戦でロス・カウンティを4‐2で破ると、第2節のアバディーン戦も3-1の快勝を収めた。

 

不動のレギュラーの古橋は、前田大然らとともに攻撃陣を形成する。開幕戦でチームの2点目を奪うと、第2節では決勝ゴールをマーク。今シーズンもチームのエースとして結果を出している。第3節のセント・ジョンストン戦でも、チームを勝利に導く得点に期待。開幕3戦連発も十分にありえるだろう。

 

遊雅堂のオッズでは、勝利オッズは1.04倍とセルティックが圧倒的優位。引き分けが13.00倍、セント・ジョンストン勝利が34.00倍となっており、セルティック勝利の可能性が高そうだ。