大谷翔平擁するロサンゼルス・エンゼルス、ポストシーズン進出に向けて同地区ライバルと4連戦に臨む
大谷翔平の去就が注目されていた北米プロ野球・MLBだが、大谷はロサンゼルス・エンゼルスに残留。注目はポストシーズン争いに移っている。アメリカンリーグで本塁打を独走する大谷だが、その望みは個人タイトルではなくチームの勝利、ポストシーズン進出にほかならない。エンゼルスは日本時間8月4日(金)から、同地区のライバルであるシアトル・マリナーズと4連戦に臨む。ここではエンゼルスの試合ほか、日本時間5日(土)午前に行われるMLB注目3試合の勝敗予想を行う。(データは7月31日時点)
エンゼルスはマリナーズに勝利を収められるか?
ともにア・リーグ西地区のエンゼルスとマリナーズ。エンゼルスは55勝51敗で3位、マリナーズは54勝1敗で4位となっている。エンゼルスと首位テキサス・レンジャーズとのゲーム差は5で、2位ヒューストン・アストロズとは1ゲーム差。レンジャーズが頭ひとつ抜けている状況だが、長い連勝・連敗がひんぱんに起きるMLBでは、十分に射程圏内となっている。
両者の対戦成績は、エンゼルスの6勝4敗。ここまで2回の3連戦では、エンゼルスが第1戦と第3戦で勝利を飾っている。今回の勝敗予想は第2戦。これまでの展開通りなら、第1戦は先発・大谷で白星も……、となる。エンゼルスの先発はリード・デトマーズで2勝8敗。対するマリナーズは7勝7敗のルイス・カスティーヨ。こうしたデータも、エンゼルス黒星という予想を後押ししている。
パドレスはドジャースに勝利を収められるか?
ナショナルリーグ西地区4位のサンディエゴ・パドレスは52勝54敗。ロサンゼルス・ドジャースは59勝45敗で同地区首位。対戦成績はドジャースの5勝1敗となっている。パドレスのダルビッシュ有は4日に先発する予定。5日の試合は「日本人選手を応援したい」という気持ちなし、純粋にデータだけで勝敗を予想できるが、こうなるとパドレスが勝利できる要素は、ほとんど見当たらない。
もしも前日にダルビッシュが好投、パドレスの勝利となった場合、ドジャースは5日の試合で、何が何でも勝利をもぎ取ろうとするはずだ。
レッドソックスはブルージェイズに勝利を収められるか?
ボストン・レッドソックスは56勝49敗でア・リーグ東地区4位。トロント・ブルージェイズは59勝47敗で同地区3位となっている。両チームとも好成績ではあるものの、この地区はボルティモア・オリオールズが勝率6割超え。2位のタンパベイ・レイズも6割に迫っており、両チームともワイルドカード入りが現実的な目標となっている。
順位はブルージェイズの方が上だが、対戦成績はレッドソックスの7勝0敗。ブルージェイズの菊池雄星は3日のオリオールズ戦で先発するため、この試合に出場する可能性があるのは、レッドソックスの吉田正尚のみ。首位打者争いを繰り広げる“マッチョマン”の活躍に期待したい。