連戦が続く真夏のペナントレース…セ・リーグの上位争いに注目!

プロ野球はシーズン終盤に向け、真夏の連戦が続く。各チーム毎週6連戦を戦う中、セントラル・リーグは阪神タイガースと広島東洋カープが首位争い、横浜DeNAベイスターズと読売ジャイアンツが3位争いという構図になっている。11日から13日に行われるセ・リーグ3連戦の勝敗予想などを行う。(データは8月7日時点)

 

巨人 vs DeNA

 

3位争いを繰り広げている両チームによる直接対決。今季の通算対戦成績では、巨人が9勝6敗と勝ち越している。

 

巨人の予想先発は横川凱、山﨑伊織、メンデスの順。リリーフを温存させるためにも、3連戦の初戦を任される横川の出来は、3連戦の行方を左右することになりそうだ。横川は今季11先発で4勝4敗。最長でも6回までしか投げておらず、前回登板の広島戦では4回でマウンドを降りた。DeNA戦では先発として長めのイニングを投げたい。山﨑伊織は15先発で8勝3敗。チーム内では戸郷翔征に次ぐ勝ち星を挙げている。メンデスは3試合連続無失点と絶好調だ。

 

対するDeNAは東克樹、ガゼルマン、石田健大が先発の予想。初戦と3戦目はサウスポー対決となる。東は8勝とチームの勝ち頭。DeNAは初戦を是が非でも取りたい。ガゼルマンは今季3勝5敗で防御率4.45。石田は防御率3.21ながら3勝6敗と、やや味方の援護に恵まれていない印象だ。

 

打線では、巨人は4番の岡本和真が絶好調。1日から6日の6試合で8本の本塁打を放ち30本に乗せると、8日の阪神戦でもホームラン。8月に入り量産体制に入っている。DeNA投手陣が主砲の勢いを止めることができるかが、鍵となるだろう。

 

阪神 vs ヤクルト

 

全国高等学校野球選手権大会が開催中のため、甲子園球場ではなく京セラドーム大阪でホームゲームを開催する阪神。5位の東京ヤクルトスワローズを迎えた3連戦に臨む。

 

阪神は村上頌樹、青柳晃洋、伊藤将司の予想先発。初戦に登板予定の村上は、今季前半のサプライズとも言える活躍ぶり。ここまで防御率はリーグ2位の2.07をマークし7勝と、新人王候補の1人だ。オールスター明けは2試合に先発し1勝。勝敗がつかなかった4日のDeNA戦でも6回2失点と試合を作った。重要なカード初戦でチームに勢いをもたらす事はできるか。

 

2戦目の青柳は投手陣の軸に期待されながら、今季序盤は不調で二軍落ちも経験。一軍復帰後は2勝1敗と安定感を取り戻しつつある。復帰後唯一の敗戦がヤクルト戦だけに、今回は雪辱を期す。2005年以来のリーグ優勝に向け、後半戦の投手陣のキーマンとも言える青柳。夏場に勝ち星を伸ばし、不調だった前半戦の分までチームに貢献したい。