パ・リーグ3連覇へ突き進むオリックス・バファローズ、Aクラスを死守したい読売ジャイアンツは?|9月3日のプロ野球
2023シーズンのプロ野球ペナントレースは終盤に差し掛かる。パシフィック・リーグは3連覇を狙うオリックス・バファローズが抜け出しマジックも点灯。一方で阪神タイガースが首位を走っているセントラル・リーグは、3位争いが熾烈を極めている。
ここでは9月3日に行われるプロ野球の試合を展望する。
※データは8月29日時点
ファイターズはバファローズに勝利を収められるか?
パ・リーグ3連覇がかかるバファローズ。今シーズンは序盤から上位争いを繰り広げており、完成度の高さを発揮している。後半戦に入り安定感が増すと、2位の千葉ロッテマリーンズを突き放し首位を独走。マジックも点灯し、3連覇に近づいている。
バファローズの強さは好守における質の高さにある。チーム防御率はリーグ唯一の2点台(2.76)。エースの山本由伸は防御率1.42、12勝(5敗)の成績を残しており、ともにリーグトップだ。奪三振数も3位につけ、投手四冠を狙える位置につける。打者では頓宮裕真が打率トップ(.312)。中軸の役割を果たし、MLBに移籍した吉田正尚の穴を感じさせない。
北海道日本ハムファイターズは5位ながら、新庄剛志監督2年目の今季は着実に若手の成長が見て取れる。万波中正が長距離砲として覚醒しホームラン王争いを繰り広げ、昨季首位打者の松本剛は中心打者に定着している。
両チームの今季対戦成績はファイターズが7勝、バファローズが11勝、1引き分け。8月18日から20日の3連戦ではバファローズが2勝1分けだった。日曜日となる20日の試合では1点を争う展開となり、延長11回中川圭太のサヨナラ打でバファローズが勝利。この一戦と同じく、3日の試合でも上原健太(ファイターズ)、東晃平(バファローズ)の先発が予想されている。前回の対戦でファイターズは、上原が9回無失点の好投ながら打線が援護できず白星につなげられなかった。今回の対戦でも投手戦となるか、打線が奮起するのか注目だ。
ジャイアンツはベイスターズに勝利を収められるか?
セ・リーグでは3位を争う横浜DeNAベイスターズと読売ジャイアンツが横浜スタジアムで激突。両チームの今季対戦成績はベイスターズが7勝、ジャイアンツが11勝を挙げている。8月11日から13日に東京ドームで行われた3連戦ではジャイアンツが2勝1敗。7月22日から23日の2連戦は横浜スタジアムで行われ、ジャイアンツが連勝している。
ジャイアンツは、日曜日に先発ローテーションを回っていたメンデスが登録抹消。3日の先発予想は難しいが、松井颯の登板が予想されている。今季育成から昇格したルーキーで、5月21日に初勝利をマーク。登板となれば6月4日以来の一軍マウンドとなる。対するベイスターズは、こちらも久々の登板となるガゼルマンを予想。中4日で今永昇太が先発する可能性もありそうだ。