サッカー女子W杯決勝スペイン代表vsイングランド代表の歴史:過去の対戦成績、直近の試合結果

スペイン代表とイングランド代表が対戦するFIFA女子ワールドカップ2023決勝は、8月20日(日)にオーストラリア・シドニーのスタジアム・オーストラリアで開催される。サリナ・ヴィーフマン監督率いるイングランド代表『スリー・ライオネス』は、準決勝の相手となった開催国オーストラリアを相手にエラ・トゥーン、ローレン・ヘンプ、アレッシオ・ルッソのゴールで3-1と勝利、2022年の欧州女子選手権制覇に続くワールドカップ獲得を目指す。一方のスペイン代表はゲーム終盤の混戦を制してスウェーデンに2-1と勝利し、イングランド同様、同国史上初となるワールドカップ決勝の舞台に立つ。このFIFA女子ワールドカップ2023決勝に先立ち、両国のこれまでの対戦を振り返る。

 

女子W杯でのスペイン代表vsイングランド代表

 

女子ワールドカップ本大会でスペイン代表とイングランド代表が対戦するのは今回が初となるが、ワールドカップ予選では過去に2度の対戦がある。

 

最初の試合は2010年4月、ホームのイングランド代表『スリー・ライオネス』が1-0で勝利。2か月後にスペインで行われた再戦は2-2のドローに終わった。

 

スペイン代表とイングランド代表の過去の対戦成績

 

これまでの両国の対戦成績を見るとイングランド代表が優勢。イングランド代表には、今回の決勝を迎えるにあたって、精神的なアドバンテージがありそうだ。

 

過去11回の対戦成績の内訳は、イングランド代表が6勝、スペイン代表『ラ・ロハ』はわずか2勝で、残り3試合は引き分けとなっている。

 

スペイン代表の初勝利は2013年の欧州女子選手権、93分に生まれたアレクシア・プテジャスのゴールで3-2と勝利した。もう1勝は2020年に行われたシービリーブスカップ(SheBelieves Cup)で、こちらもプテジャスのあげたゴールが唯一のスコアとなり、1-0と勝利している。

 

スペイン代表vsイングランド代表の直近の試合結果

 

直近の両国の対戦は、2022年の欧州女子選手権準々決勝。イングランド代表が2-1の接戦を制して準決勝に進出し、ウェンブリー・スタジアムでの選手権制覇まで勝ち進んだ。

 

ブライトンの本拠地、アメックス・スタジアムで行われたこの試合、54分にエステル・ゴンサレスのゴールでスペイン代表が先制。これに対し、開催国のイングランド代表は84分、アレッシオ・ルッソからのボールをエラ・トゥーンが決めて同点に追いつく。

 

延長戦にまでもつれ込んだ試合に決着をつけたのはバイエルン・ミュンヘン所属のジョージア・スタンウェイ。延長30分間でイングランド代表が放った唯一のシュートが決勝点となった。

 

ちなみにこの試合以降、スペイン代表は国際試合20試合で2敗しかしていない。